2003年12月23日

魔術師も努力して、稼いでいる。

マーケットの魔術師(株式編)増補版 著者:ジャック・D・シュワッガー

著者のインタビューにより、マーケットの魔術師(外国人)が、15人紹介されている。魔術師とは、こんな人達だ。
1.努力している。
2.証券市場の売買で儲けている。
3.利回りがインデックスを上回っている。

「努力が必要」と、どの業界に属していてもあてはめることのできる至極まっとうなことが書いてあった。魔術師は、個人、もしくは、少人数のチームという特徴はあるものの、呪文をかけて石ころを黄金に変えるのではなかった。努力して、よい成績を残している人たちは、奇天烈なことや摩訶不思議なことを言うことなく、淡々と自分の立場、考えを説明していた。

さて、ここで分類しながら考えてみる。
a.努力して、証券市場の売買で儲ける。
b.努力して、証券市場の売買で損をする。
c.努力せず、証券市場の売買で儲ける。
d.努力せず、証券市場の売買で損をする。

もう一つ。
X.インデックス(日経平均、TOPIXなど)を上回る利回り。
Y.インデックスの利回り
Z.インデックスを下回る利回り。

で、いろいろとあてはめてみる。
魔術師達は、aとXの組み合わせ。(だが、彼らのすべてが、Xであり続ける保証はない。)
Xの人がたくさんいるということは、Zの人がたくさんいる。
努力のために時間を費やしたからといって、証券市場で儲かるわけではない。(労働に時間を費やせば、お金は手に入る。お金を失うことはない。ハイリスクハイリターンとローリスクローリターン。)
証券市場では、努力することもできる、しないこともできる。
努力したくない人も、インデックスファンドを利用すると、Zより高利回り。
XでもYでもZでも、証券会社に手数料を支払う。
などなどなど。

2004年は、検索エンジン隙間業界で(少々沈みかけているので)もがきつつ、証券市場について努力する予定。
この文章を読んでいただいている(推定)4-5名の皆様、今後ともご指導よろしくお願いいたします。

Posted by takahashi at 2003年12月23日 17:39 | トラックバック
コメント

なるほど。面白い分類かも。相場は努力が実らないことが多い世界。似たようなことは麻雀でも言えるし、芸術などの世界もそうかもな。経験がノウハウに繋がるわけではない。
以下は僕が感じる魔術師たちの共通点であり、努力が生きる可能性を高めるための基本的な条件。と勝手に思うこと。

魔術師たちが共通して持っていると思うのは
①リサーチ戦略・・・マーケットについての状況把握。チャート分析。ファンダメンタルズ分析。カタリスト分析。自らの精神状態の分析。
②売買戦略・・・仕掛けから手仕舞いまでの体系的なノウハウ
③戦略修正戦略・・・マーケットの状況、自分の調子に合わせて戦略自体を適応、修正していくノウハウ

注意点
A ①ー③の戦略は全て生理的に自らの性格に合ってないといけない。とすれば結局はオリジナルな戦略になってしまう。
B 戦略はそれぞれ永続的に持続可能でないといけない(どこかに無理があってはいけない)
C 戦略は定期的に安定的にリターンが見込める堅牢性の高いものでないといけない。(とすれば戦略はシンプルでオーソドックスなものになるはず)

これらを全てクリアできるように努力すれば、おそらく少なくとも大損することは免れるはず。一般投資家が損するのは「どの銘柄」を買うことに集中して努力するため売買戦略や戦略修正戦略が全くないためと思う。銘柄選択は重要だが、それだけでリターンをあげ続けることはブレーキ踏まず、ハンドル調整なしに車を運転するようなもの。エンジンやアクセルは大事だが、ハンドリングやブレーキこそ生き残る鍵と思う。

Posted by: zakion at 2003年12月26日 08:22

投資は、事業にも趣味にも資産管理にもなりうる。事業であれば利益が目的になるし、趣味であれ楽しめばよい、資産管理であれば環境の変化に対して資産全体が劣化しないようにしたい。
投資を事業と捉えるのであれば、他の事業と同じように、自分なりの目標や計画を明確にする必要があると解釈。
ひとまず、投資の実績を整理しながら、今後の方向性を考えていく予定であります。

Posted by: takahashi at 2003年12月27日 21:53
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